メタクリル樹脂板
関連するJIS規格です。お役に立てれば幸いに存じます。
JIS K 6718:1993 メタクリル樹脂板
1.適用範囲 この規格は、メタクリル樹脂板(1)(以下、板という。)について規定する。 ただし、航空機用及びX線防護用は除く。
注(1)板とはメタクリル酸誘導体を主成分とし、注型又は押出し成形によって製造されたも ので、両面が平らなものをいう。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は、国際単位系(SI)によるも のであって、参考として併記したものである。
2.種類 板の種類は表1のとおりとする。
種類 | 記号 | 用途例(参考) |
一般用 | GP | 証明、看板、ディスプレイ、定規など |
クレージング用 | GW | 窓、間仕切りなど |
3.寸法
3.1 幅、長さ及びその許容差 呼び厚さ6mm以下の板の幅及び長さは、原則として表2の とおりとする。ただし、表2以外の寸法及び呼び厚さ6mmを超える板の寸法は、当事者間の協定によることができる。
幅 | 長さ | 呼び方(参考) |
1100 | 1300 | 定尺 |
915 | 1830 | 3×6 |
1000 | 2000 | 1×2(メーター) |
また、幅及び長さの許容差(2)は、表示寸法の0?+1.0%とする。
注(2) 幅、長さ及びその許容差は、23℃において規定したもので、それ以外の温度で測定 する場合は、板の線膨張率(7×10(?5乗)/℃)を用いて、23℃の寸法に換算する。 また、幅及び長さの許容差は、1mm未満を切り捨てる。
3.2 厚さ及びその許容差 板の厚さ及びその許容差は、原則として表3のとおりとする。 ただし、当事者間の協定によって、表3以外の厚さとしてもよい。
また、表3に含まれない厚さの許容差は、表3に示された呼び厚さの中で、その呼び厚さに最も 近く大きい方の呼び厚さの値とする。
呼び厚さ | 一般用 | グレージング用 | ||
(a) 幅1200以下かつ 長さ1400以下のもの |
(b) (a)以外のもの |
(c) 幅1200以下かつ 長さ1400以下のもの |
(d) (c)以外のもの |
|
1 | ±0.2 | - | - | - |
2 | +0.5 -0.3 |
±0.7 | - | - |
3 | ±0.5 | ±0.7 | ±0.5 | ±0.7 |
4 | ±0.6 | ±0.9 | ±0.6 | ±0.8 |
5 | ±0.7 | ±1.1 | ±0.6 | ±1.0 |
6 | ±0.8 | ±1.3 | ±0.8 | ±1.2 |
8 | ±1.0 | ±1.5 | ±0.9 | ±1.3 |
10 | ±1.2 | ±1.7 | ±1.1 | ±1.4 |
15 | ±1.5 | ±2.0 | - | - |
20 | ±2.0 | ±2.5 | - | - |
25 | ±2.3 | ±2.5 | - | - |
30 | ±2.5 | ±2.5 | - | - |